セミナー・シンポジウムなどの開催予定

第33回太陽光発電シンポジウム

講演タイトル

太陽電池研究開発の最前線

講演者写真

東京都市大学
総合研究所 教授

小長井 誠 氏

講演内容

現在、太陽電池材料の多くはシリコンであり、この状況はしばらく変わらない。Si太陽電池のエネルギー変換効率は、ヘテロ接合とバックコンタクトの採用により25%を超えるに至った。本講演では、まずSi太陽電池技術の現状を紹介すると共に将来を展望する。一方、薄膜系の中では、Cu(InGa)Se2が重要である。これまでに小面積では22.6%の変換効率が得られている。さらにペロブスカイト太陽電池の研究開発が急速に進められている。最近では、小面積セルでの研究に加え、集積型ミニモジュールの試作も行われており、変換効率10%を超える値も報告されている。最後にシリコン太陽電池をボトムセルにしたタンデム太陽電池や、波長スプリッティング型太陽電池などの将来に向けての技術進化を紹介する。

経歴

1972年3月
東京工業大学工学部 電子工学科卒業
1974年3月
東京工業大学大学院 理工学研究科 電子工学専攻 修士課程修了
1977年4月
東京工業大学大学院 理工学研究科 電子工学専攻 博士課程卒業後、
東京工業大学工学部助手に着任
1981年5月
東京工業大学工学部 助教授
1991年4月
東京工業大学工学部 教授
2000年4月
東京工業大学大学院 理工学研究科 電子物理工学専攻 教授(半導体物性)に就任
現在に至る
2001年10月
東京工業大学 副学長総括補佐、研究戦略室室長補佐 兼務 (2008年3月まで)
2008年4月
東京工業大学 評議員 兼務 (2010年3月まで)
同太陽光発電システム研究センター長 兼務
2011年10月
日本学術会議会員
2012年3月
応用物理学会会長(2014年3月まで)
2012年10月
同環境エネルギー機構長(2015年3月まで)
2015年4月
東京都市大学総合研究所教授 現在に至る

著書

  • 『アモルファス太陽電池』 1983年 共著 昭晃堂
  • 『半導体物性』 1992年 培風館
  • 『薄膜太陽電池の基礎と応用』 2001年 オーム社
  • 『太陽電池の基礎と応用』 2010年 培風館
  • 『太陽電池技術ハンドブック』  2013年 オーム社

受賞歴

1982年
電気学会学術振興賞、論文賞
1988年
手島記念研究賞、著述賞(著書 『半導体超格子入門』)
1994年
BEST POSTER PAPER賞(WCPEC-1,1994)
1999年
PVSEC Award
2005年
Best Paper Award(PVSEC-15)
2008年
応用物理学会フェロー表彰
2009年
文部科学大臣表彰科学技術賞研究部門、「薄膜太陽電池の高効率化に関する研究」
2013年
紫綬褒章
2014年
Hamakawa Award