太陽光パネルの排出量は、環境省調査によると現在は年間3,000トン程度の排出量ですが、環境省による太陽光パネルの排出量予測(推計結果)としては、2030年代半ばから排出量が増加し、最大で年間50万トン程度に達する見込みとされています。
比較参考として、記載されている自動車、家電4品目の排出量はそれぞれの製品特性によって違いがあります。(注1)
自動車リサイクル法(R4年度実績)として記載されているのは、「製造業者等による自動車シュレッダーダスト(注2)の処理実績の重量」であり、自動車の排出量(排出量は355万t:R4年度)ではありません。
また、家電リサイクル法(R5年度実績)として記載されているのは、排出された全量(注3)ではなく「再商品化等処理重量」です。
このように自動車も家電も「最終に処理された重量」が「将来的に推定される太陽光パネルの排出量」と同程度のものという比較で使われていることに注意が必要です。
(注1)自動車:355万t(2021年度)
家電4品目合計:再商品化処理等重量60万t(2022年度)
出所:リサイクルデータブック2024、一般社団法人産業環境管理協会)
https://www.cjc.or.jp/data/pdf/book2024.pdf
(注2)シュレッダーダスト(ASR:Automobile Shredder Residue)とは、使用済み自動車からエンジン、ドア、エアバッグ、フロン類などの部品を取り外し、シュレッダーで破砕して鉄 や非鉄金属などの有用資源を回収した後に残る混合廃棄物のことで、自動車の重量の1割程度。
(注3)「令和元年度の回収率は 64.1%」とあり、不法投棄、リユースなどへ回っているものも含めると全排出量は再商品化等処理重量より多くの排出量がある。
出所:家電リサイクル制度の施行状況の評価・検討に関する報告書(2022年)
https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220623002/20220623002-b.pdf